SSブログ

野鳥探索 神奈川県立四季の森公園 [探鳥]

時間が経つのが「アッと言う間」!

暫く更新していませんでした。

DSC04755.jpg
バードウオッチングについては久しぶりです。実は何回か出掛けているのですがスカを頂戴してまして、10月初旬には多摩六道山公園に出かけました,でも完全なスカでした。こんなことは野鳥の世界では寧ろ普通のことかもしれません。六道山公園は東京では最大規模の自然公園,丘陵にかけて何筋もの「入り」が錯綜する公園でアップダウンが続きます。森が深いので暗い上に山道なので足元が不安定になっています、野鳥を探すには難しい場所かもしれません。

今回は神奈川県立四季の森公園に行ってみました。ここも大きな都市公園になっています。南口駐車場付近からスタートしました、初めての場所なので園内地図を頼りに散策です。結果だけ言うと「エナガ」「ヤマガラ」「シジュウカラ」「コゲラ」という普通の都市公園で見れる「カラ軍団」が主流でした。

これではちょっと物足りないですね。

冬の渡りを期待して、とりわけ夏鳥の最後が見たかったのですがー 

この公園を1周して凡そ12000歩、距離7Km 

DSC04559.jpg
これでわかったことは公園のすぐ脇に団地が広がり多くのシニアが散歩していることでした。これだけ人が入った公園では野鳥は木の高いところに身を寄せ合っている感じです。

ただ、「カワセミ」が池にいます、それも複数 居る場所はカメラシニアの人達が多数池のほとりに集まってるのですぐわかります。ということでゆっくり「カワセミ」は楽しめました。

カワセミ狙いには最高 池の辺りは場所も広いし場所取りで喧嘩になることもないと思います。「カワセミお爺さん」達の狙いはカワセミのダイブシンーンなのでその環境に適している所に集中しています。

DSC04650.jpg

こんなのんびりした事言ってる場合ですかね

世界危機の中 日本では内憂ばっかり 宗教と政治 円安 物価高  

江戸時代末期 外国使節団から日本は世襲政治で無能と  またも明治維新が来るのか



世紀末のようなご時世です

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

多摩の横山と防人 [旅行]

IMG_0381.jpg「赤駒を 山野に放し、捕りかにて、多摩の横山、歩ゆにか遣らむ」巻二十 4417 宇遅部黒女(椋椅部荒虫妻)

 大意 「赤駒を山野に放して捕えかねて、あの多摩の横山を歩いていかせるのでしょうか」この歌は妻の出征する夫に対する切ない思いを歌っています.

作者は東京都豊島郡椋椅部(クラハシベ)の荒虫の妻で宇遅部黒女(ウヂベノクロメ)という人です。椋椅部荒虫(クラハシベアラムシ)は豊島郡上丁と記されていて、上丁(かみつよぼろ)とは部隊長のようです。したがって「防人招集で部隊長として出征する夫に馬も手当できないで行かせるのは何と切ないことか」という嘆息のような歌だと理解できます。ちなみに、防人は馬で行くことは許されていたようで、ルートは大阪難波まで徒歩で行き難波から船で博多に向かったようです。この乗船地で迎えるのが兵部少輔防人管理人大友家持だったようです。

IMG_0363.jpg

万葉歌碑巡りは多摩の横山を歩きました。多摩丘陵は武蔵野の国府から眺めると横に長く連なる山々で、夕暮れ時にシルエットとして浮かぶ姿は万葉時代から眉引き山などとも言われていました。

ここに防人の歌碑があります、防人は主に東国から徴集された九州筑紫の守備兵で、西暦663年朝鮮半島で動乱が起こり大和朝廷は百済に援軍を出し、唐・新羅連合軍に破れます。これが「白村江の戦」、この敗戦によって唐・新羅連合軍来襲防備の為、全国から防人を徴兵した訳です。この防人の歌を集めて万葉集に採録した為、万葉集は庶民から殿上人まであらゆる階層を網羅した歌集となったのです。さて、防人とはサキモリと読み「埼守」の義で海辺を守備する兵士を言い、九州北岸・対馬・壱岐の二島を守備します。任期は三年で毎年三分の一が交代し、主に東国から徴兵して平安時代まで続きました。概ねの派遣人数は1000人を交代させたと記録にあります。

IMG_0370.jpg

「鎌倉殿の13人」は毎回楽しみにしています、この多摩の横山の直ぐ近くを鎌倉街道上道が横切っています、この道を「畠山重忠」や「新田義貞」が鎌倉目指して軍を進めたのでしょうか?

ちょっと歴史の片鱗に触れたようでワクワクします。
IMG_0373.jpg

そんな物思いに耽っていると鶴見川源流地がすぐ近くにありました、鶴見川は新横浜を経由して横浜鶴見まで流れる大川でNHK「さわやか自然百景」で特集された河です、早速立ち寄って確認

IMG_0384.jpg


福岡の親戚から一報、秘かに楽しみにしていた台風は何事もなく知らないうちに山口沖に去ったとのこと

当方は「さあこれから!」と意気込んで雨の一日やることもなく まったり

想像は時空を超えています。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

楽天から抜けた [雑感]

DSC03710.jpg今や通信やネットショッピングは一つのグループ会社のサービスを受けると他のサービスまで統合しないとメリットの享受を受けられません。特にポイント制は国からして推進しています、このポイントの罠から中々離脱できません。

今回は3年に渡って契約してきた楽天モバイルから乗り換えです。楽天モバイルがこの7月から無料を撤廃して最安プランで1078円へ、これを受けて思案熟慮した結果乗り換えを決断した次第です。

楽天の社長が「無料でずっと使われたのでは堪らない」という名言を残しました。

その通りですがこの会社の通信品質について黙って我慢し続けたのはいずれ他のキャリアと同質になるだろうという期待です。しかし一向に変わりません、窓口スタッフが自慢気に「繋がらないないんです楽天は」と言った時は切れそうになりました!

楽天の欠点①音声通話でブツブツ切れる②地下の飲食店は全く繋がらない③山間部に入ると繋がらない④無料のデータ量は3GBまで無料、wifi環境で使い続けても3GBオーバーする。オーバーすると料金は1078円へ。現在はポイントバックで無料期間を実質延長しているが近々無料はなくなる。

良い点①通話料が無料(専用アプリ使用時)②支払いにポイント充当(期間限定ポイント除く)できる。

DSC04003.jpgさて、総括するとこの品質で有料になるという現実を考えるとアト1000円足してあらゆる場所で快適な通信環境を求めた方がストレスないかと。

3年間我慢してきましたが他に魅力的なプランも無かったということもありました、しかし楽天社長の不用意な一言が他社を刺激してカオス状態に!

楽天が草刈り場になるのは必然です。

乗り換え作業は実に簡単、ホームページの案内に沿って入力するとSIMカードを送って来ます。楽天からもらったMNP予約番号をメモして回線切替を行うと直ぐに開通、同時に楽天から契約解除のメールが届き、外した楽天SIMを返却するよう求めてきます。

郵送で送付すれば解約終了です。

新回線は取説通りにSIMカードを装着、すぐに通話できる状態に

DSC04069.jpg
携帯は繋がってナンボ、そして良心的な料金!

これで地下のファミレスでクーポン ゲット出来ます

これまでどれ程高い食事をしてきたことか!

nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

霧と雨の箱根ツーリング [ツーリング]

夏休み最後の日曜日 箱根ツーリングと決めていました。

夏休みは我々シニアには無関係

横浜を過ぎる頃からパラパラと来ました。[雨][雨][雨]

IMG_0390.jpg今回のルートは東名厚木から小田原厚木道路を経て箱根です。待ち合わせは平塚PA午前8:00の約束。ちょっと長い高速走行、厚木ICで危なく行き過ぎるところ 無事平塚到着は約束の10分前。圏央道が厚木に接続して風景が変わっていてまごつきました。






到着すると雨が強まってきました、少し不安なので携帯を確認するとメール

相方から「雨が降っているので今回は中止」という内容

「こいつ何言ってるんだ!もう居るのに!」と瞬間湯沸かし器です、すぐに電話で「早く来い!こちらは着いてる!」と一喝

弟なので命令一下言い訳は許しません。・・・すぐに出発するとの返事で1時間30分待ってくれということでした。

という経緯で売店しかないPAで90分待つ嵌めに、と雨が止んできまして青空も覗いてきました、フラフラしているうちに相方も到着 

IMG_0394.jpg さて、だいぶ時間は経ってしまいましたが気を取り直して出発。箱根新道を抜けてアネストスカイラウンジにてコーヒータイム。本当はこのラウンジから芦ノ湖が見事に見えるはずが霧で何も見えません、白一色の世界。こんな天気ですからお客も少なく雨宿りに寄ってますという風情 暫く休憩後芦ノ湖目指して山を下ります、芦ノ湖は雨も止んで程良い感じ 車は混んでいます。ここでは駅伝ミュージアムで応援大学のグッズを購入して昼食、飲食店も結構空いていました。

芦ノ湖散策後 箱根神社をお参り、やはり雨模様では気が上がらず元来た道を戻ります。

霧の中に入ると雨はひどくなる一方

IMG_0397.jpg湯元で温泉に入って帰ろうと 日帰り温泉に向かいます。

16時には家に着きたいと意見は一致して温泉到着。この温泉もガラガラで、露天風呂が充実! 温泉堪能タイム JAFやタイムスの会員証があれば割引もあるようで、ちょっとお得な気分に満足して帰路につきます。

帰りは東名高速13kmの渋滞 何とか潜り抜けて5時前には帰着できました。










IMG_0386.jpg
今回のツーリングは走行距離が新記録の200km

高速走行も2時間越えの長時間

それにしてもadvのフロントスクリーンは全く役に立たず、帰ってきて速攻でスクリーンを交換

次回は新しいスクリーンで高速だー

冬に向けてカスタマイズしなきゃ!

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:バイク

万葉集 美しい歌に潜む影 [本]

万葉集2回目は読み進めている中でふと気付いた事です。

DSC03596.jpg「茜さす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや。君が袖振る。」(巻1-20)額田王 作 

万葉集を代表する歌です。[大意は ムラサキの植えてある園に行き 禁園に行きなどして、番人が見ているではありませんか。それなのにあなたは袖を振っている] 注釈では流麗で言情兼ね備えた最高度の作歌技術、集中の名作と言わしめています。詞書(ことば書き)は「天皇の蒲生野に遊猟したまふ時、額田の王の作れる歌」 天皇は天智天皇で恋愛関係にあった事は周知の事実だったようです。

この歌には時代が透けて見えて来ます。「紫野行き 標野行き」とは入園禁止の猟場を指し、この自然園で貴族がムラサキ草等の薬草取りをしたり、鹿や兎等の狩りをする御猟場です、野守はその番人。毎回楽しみにしている「鎌倉殿の13人」でも巻狩りをしている話しが出てきます。このような猟場は当時諸国に作ってあったようで紫草園と言って、国司が巡回して妄りに人の乱入を禁じていたのです。この歌の場所は滋賀県蒲生郡の野をあてています。このような園地は時代が下ると「荘園」と言われるようになり、この荘園の管理人が武士となり鎌倉時代になると武士の領地となるのです。そして武士はこの土地に「一所懸命」となって命を懸けて行くのです。VID_20220807_103511_00_003_2022-08-26_12-20-15_スクリーンショット-2.jpg

歴史の流れを俯瞰すると経済的な戦いが時代を回天させて行きます、古代の歴史に名が残る人達は「領土と人間と食物」を占有した人達です。庶民は権力者の庇護の元生きてきたのです。この時代の荘園に働く農民は農奴であって、農産物の生産に加え防人等の軍務と古墳等の築造に駆り出される公的労働に従事したのです。だからこの時代から戸籍を作ったり(庚午年籍)して国を上げて人口管理をしていた訳です。領民は財産です。

因みにアメリカ合衆国では今も戸籍はないようです。

陣場山-2.jpg日本は戸籍を持って1300年経過しています。これより400年前の「魏志倭人伝」には魏の皇帝に卑弥呼は「生口」を献じたと書かれています。「生口」は奴隷です、貢物として布や特産物より勝る物だったのでしょう。過酷な荘園支配に農民は自由を求めて耕作放棄して逃げ出してしまいます。逃げ出す先は古来より山間部が通り相場ですが、このように管理されている自然園は食物が豊富なので、きっと庶民が立ち入り禁止等関係無く乱入したと推測しています。だから番人が置かれたのです。

万葉集中最高の恋愛歌の光の部分には美しい風景描写が見えて来ますが、その影の部分には歴史の残酷な現実が仄かに透けて見えてきます。

戸籍が何故重要なのか?

万葉集を読んで妙に納得した事でした。

 

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:

万葉歌碑の旅 多摩川編 [旅行]

「多摩川に曝す手作りさらさらに 何そこの児の ここだ 愛しき」巻14 3373  ( 大意 多摩川で曝す手作り布のように、さらさらにどうしてこの子が非常に可愛いいのだろう。)



暑い日が続いています、気だるい午後の強い陽ざしに外出もままならないので万葉集を読み進めています。

IMG_0344.jpgIMG_0342.jpg



















読むだけでは面白くないので万葉散歩も兼ねてみました。関東で万葉散歩はちょっとネタ不足ですが、それでも各地に万葉歌碑が散在していますので訪ねてみようと思っています。最初は手近な所から始めてみたいと思っています、最初の訪問地に決めたのは東京「狛江市万葉歌碑」です。冒頭の1首です、ここの歌碑は由緒ある万葉歌碑でした。

建立者は「松平定信」 あの寛政の改革で有名な人です。その後多摩川洪水で流失したものを大正11年に再建したものだそうです、歌碑の為の公園になっていました。ここは調布市が隣町ですので調布という地名からも手織の布の名産地だったのでしょう、また調布市には布田という駅もありますから大和朝廷に「調」の産物として献上していたのかもしれません。近くに布田道という道があり、この道には近藤勇が歩いた道筋が残されているようです。意外にも古代から江戸期まで歴史的な場所のようでした。分類上この歌は「武蔵の国相聞往来の歌」に入ってます。

IMG_0345.jpg
IMG_0346.jpg
IMG_0308.jpg次に訪れたのはここから程近い「等々力緑地」にある歌碑です。

「橘の古婆のはなりが 思ふなむ 心うつくし いで吾は行かなむ」巻14 3496 (大意 橘の古婆の若い子が思っているだろう心が可愛いいのだ。さあ私は行こう。)

橘は地名で橘樹の郡、郷。古婆は不明らしいですが地名だろうと推察されています。「はなり」は結い上げずに下げてある髪のこと。したがって若い子に置き換えています。この近くには「橘樹の官衙」や8世紀創建の影向寺があり、古代から栄えていた地域のようです。意外な古代の足跡を知りました、「たかつ散歩道」なるものがあり古墳やお寺・神社を巡るコースが設定されています。この散歩コースも涼しくなったら巡ってみようと思っています。

さて、日本列島を覆う異常気象が各地で災害を引き起こしています、この国の為政者には何か本当に向き合って対策を考えてもらいたいと切に願います。

この温暖化現象に対してこの国の意識は低いと言われていては「万骨枯る」ということにも成りかねないと心配しています。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

畑を借りた話し [ファミリー農園]

暑中お見舞い申し上げます。朝から強烈な太陽の光に辟易としています、でも夏を感じるひとときでもあります。顧みると日本という国はやっぱり特異な文化のもとガラパゴス化していくのでしょうか?何か日本って働き方や男女平等などの考え方が他の先進国に比べて何十年も遅れてる気がします。この遅れが独特の進化を生むかもしれません。
IMG_0259.jpg
IMG_0265.jpg
さて、都会の空地を畑化して小さく切り貸ししている事業がシェア畑、1年程前にこのシェア畑より少し大きいファミリー農園を借りました。収穫もそこそこありましたが耕作や手入れが腰に来ていましたので早々に撤退した経験があります。苦い経験なのに懲りずに借りることになったのは子供がやってみたいと言い出したからで、今回は前回の半分の面積なのでもう一度再チャレンジとなったのです。それでも週一のお手入れや収穫は義務のようで、仕事が一つ増えました。今回は種や苗は運営会社からの支給です、他一切の道具も揃えられています。
提供するのはお金と労力です。
IMG_0263.jpg
IMG_0266.jpg
マア無農薬の手作り野菜を買っているようなものですが!
でも畑では常駐の管理人さんが居て、行けばお土産の野菜を貰えます。今回の収穫物は「ナス」「ミニトマト」「バジル」「枝豆」「ピーマン」等です。住宅街の高価な土地が畑になっている話しです。
当方が借りた畑は50坪ぐらいの敷地に凡そ2m弱四方に切り分けられた小さな小さな畑です。
太陽の光をたっぷり浴びた健康的な野菜を堪能しています。
でも暑い!
10分も作業したら熱中症だ!

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

Adv150突然のトラブル [ツーリング]

コロナが猛威を振るいだし、極く身近の人達が感染しはじめました。こうなるともう日本はコロナ感染世界有数の状況に変貌したらしいです。「日本人だけは特別だ」「マスクを着ける生真面目さが蔓延防止になっている」等と言った特異神話はやはりあり得なかったようです。マスクを着けても付けなくても結果は同じなのでしょうか?米国人はマスク着用を自由への侵害と捉えてマスクを否定しました、でも今あまりコロナの話題は聞こえてきません。本当のところは解りませんが日本の専門家と称する人達は何か間違えているように思えてきました。マスク警察?一様に同じ行動型式をとることを単に求められているように感じてます。もう外ではマスクは要らないし、自分でよく考えた感染対策でいいように思えます。

IMG_0245.jpgて、先日暑い中涼を求めて宮ケ瀬方面にツーリングに向かいました、朝6:30出発です、まだ涼しく快適な旅となる予定でした。実際 実に気持ち良いスタートでした。片道60k程ですので40k程行ったコンビニで一休み、トイレをお借りして小休憩をしていました。バイクに戻りあと一走り、これで到着は9:00頃と心弾ませて乗り込み、エンジンスタートキーを回します。・・・・エンジンキーが回りません!一瞬にして凍り付きます、なんだこれ!力を入れて回しますが動きません。サイドスタンドを立て暫し様子見、時間が経てば元に戻ることを期待してまた回しますが動きません!このバイクはスマートキーになっています、これが回らなければ手の施しようがありません。暫く考えて付近のバイク屋を検索して電話で助けを求めましたが全く繋がりません。途方に暮れていると娘の連れ合いが車整備の仕事をしているのを思いだし、そちらへ電話してみます。IMG_0248.jpg

(ここまで暑さとパニックで頭が混乱しています)すると損保会社へレッカー手配することを助言されます。すぐに保険会社に電話すると実にスムーズにレッカー手配をしてもらえました。しかしここからレッカーが来るまで長い間待たされるだろうと暗澹たる思いでいると、娘婿から連絡があり十円玉があれば解決するかもしれない!と、またまた助言が来ました。要はスマートキーの電池切れかもしれないとのことです。この車種のこの事例がかなりネットに載っているので注意事項のようで、そこでスマートキーでエンジンキーを呼んでみると、電気はつくので電池はまだあるようでしたのでキー解除の長押しを試してみます。何とエンジンキーが回りました、エンジンが始動してくれました!ホッとして、直ぐにレッカー移動取り消しの連絡をして事無きを得ました。この間コンビニ駐車場で1時間の右往左往でした。その後は念の為コンビニ店内でボタン電池を購入して、再度のトラブルに備えます。気を取り直して出発しますがこの精神状態は中々戻りません、もう帰ろうかと思いましたがハンドルロックをこの後しないようにして無事完走。途中心配でハンドルロックをかけなかったのでバイクを置いて散策したりすることは出来ず、バイク乗りッぱなしで家に着いた時は暑さと運転疲れでグロッキーでした。

IMG_0254.jpg家ではバイク取説を引っ張り出し、エマージェンシーキーの使い方やキーの電池交換をしてやっと一心地つきました。バイクのスマートキーは車のキーと違ってまだ発展途上のようですね。なにせこちらはバイク初心者でどうしても車と同じように考えてしまうようです。

こんなトラブルの顛末でしたが全く知らない土地でのトラブルは心細いものでした、いっそうバイク置いたまま電車で帰ろうかと思った程です。

旅は日常からの脱却ですが非日常の不条理を改めて思い知らされました。

でもいい勉強になったのでまたチャレンジです、これで経験値が一つ増しました。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:バイク

最近古典に興味が湧いた [本]

衝撃的な事件が相次いでいます。元総理の殺害事件や東電株主訴訟での13兆円の賠償判決。何か普通の頭では理解できないリアルな世界が広がってきました。そんな中現実逃避のように古典にハマり始めました。古典とは「万葉集」です。

DSC_3312.jpg万葉集の片手読みは文庫では時間潰しに最適です、ストーリーが無いので切りのいい所を探す必要が無いのです。そして何しろ言葉の美しさに魅せられています、枕詞に続く定型句は美しさの極致です。万葉集の本体そのものの鑑賞はこのような読み方が正解ですが、今回は万葉集注釈全12巻にチャレンジしてみました。この12巻本が何故家にあるのか不思議ですが・・・

1巻から3巻は万葉集の構成と文法と言葉の分析から始まります。1巻の読破は到底無理と飛ばし読みで読了しました。2巻はほとんど記憶にありません。しかし3巻目で実に興味深いことに直面しました。此の巻では主に言葉の分析が中心です、いくつかの言葉の分析は失われた日本語のミステリアスな部分を含んでいるのです。今は使われていない表現ですが感覚的には日本人には解る表現です。DSC_3423.jpgその一つに「つま」という言葉があります。「つま」の現代用例は「つま楊枝」とか「妻」「夫」とかです。古代の日本人も同じように使っていますので連綿と伝えられてきた用法です。しかし「つま」は万葉集では「都麻」「妻」等が当てられています。この意味は何でしょうか?見事に解説されているのです。まず地名である事、ここから転用されて「妻」「夫」が現れ、衣服の「褄」になり、「爪」も語源を一つにするものです。地名の「つま」はどこでしょうか?すぐに「つま」の付く地名を探してしまいます。

DSC_3676.jpgしかしもっと凄いのはあの「魏志倭人伝」に邪馬台国のルートで決定的な分岐点となる国、「投馬国」が記されています。これは今「ツマコク」と読んでいます、勿論「トウマコク」とも読めます。この国の所在が邪馬台国の場所決定のキーポイントとなっています。これを「ツマコク」と読むなら、この音表現は万葉集時代にも残っていたことになり、ツマの音表現は古くから存在していて、「魏志倭人伝」の表記は正確であることが確認されます。ならば難解な「不彌国」や「弥奴国」等も実在の国だろうと勝手に推測してます。

DSC_3834.jpgさてこの「ツマ」のつく地名ですが「アヅマ」「アサツマ」「カミツマ」「シモツマ」「サツマ」等全国にあるようで、語尾マの音は山・濵・島・隈等があり、ツマもその類とのこと。何かもう少し日本語の海に埋没したくなりました。ちなみに「吾妻」は三浦半島と房総半島にあり、共に日本武尊の伝説が伝わる神社となっています。

また、上妻・下妻は福岡県の地名、朝妻は奈良県の地名とかなり古い地名です。

古い地名を辿って万葉散歩も悪くないですね。

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:

奥多摩湖周遊道路 [ツーリング]

先日の週末は六月では記録的な暑さが観測されました。勿論行楽も絶好調で飲食店での待ち時間は30分を超えたところが多かったと推測しています。今回はこの日帰り旅行です。六月から35度超えの気温は本当につらいですね!正直こんな天気になるとは思っていませんでした、週間天気予報を見ていて、晴れて暑くなるだろうけど梅雨の中休みで良かった程度に思っていたからです。

IMG_0225.jpg今回は弟とツーリングに行きました。久しぶりの同行ですね。お互いシニアになり、子供が手を離れ余生を送っているところですから意気投合は直ぐに成立しました。何故か弟もバイク免許を取得して、バイクを購入してソロツーリングを楽しんでいました。この趣味については全く知りませんでしたが、「ライン」のプロフィール写真がバイクでしたので確認したところアメリカンバイクで楽しんでいました。こちらも少し遅れて参戦していましたので知らない間に共通の趣味になっていました。

六月初頭に「丹沢行き」で最初の約束をしましたが雨で中止、ということで今回の「奥多摩行き」となりました。当日の待ち合わせは「道の駅滝山」で8:00、少し速く着いたのでブラブラ、何と駐車場はこの時点で満車、まだ道の駅は準備中、入口に列が出来ていました。そうこうしているうちに相方到着、彼の方が先輩なので先導は譲りまして一休み後出発です。IMG_0224.jpg朝から今日は混む予想!奥多摩入口の「7-11」ここは最終のコンビニということで暫し休憩。順調に進んで来ましたがフルフェースには暑い!五日市駅を過ぎて少し風が変わるかと思いましたが一向に変化なく、奥多摩湖周辺からかなり涼しくなってきました。「水の資料館」到着、ここで奥多摩湖を見学して絶景ポイントを目指します、ここでは「ダム水」をゲットします。かなり山の上に上がってきました、マアここまで慣れないワインディングロードと後ろからのバイカーの煽りで結構爺さんは疲れてきました。絶景ポイントで暫し休憩・写真タイムです。次に「檜原都民の森」で休憩、バイカーが凄い数集まっていました。20台位でツーリングしているグループ、目を白黒しているうちに次から次へと集まってきます。ここの駐車場も満車でした。バイク走行ばかりでは肩が凝るので、滝を見にトレッキングです。道が綺麗に整備され歩きやすい登山道と整備された公園に大満足 小一時間の散策です。3時間程度のコースなら野鳥探索もいいです。奥には野鳥観察小屋も設置されていました。絶景ポイントのベンチで先程ゲットした「ダム水」を使ってのコーヒータイム。不思議な事にバイカーは一人も山には来ません。その分静かな森散策でした。

IMG_0232.jpg

IMG_0234.jpg
IMG_0229.jpg
この後は山を降りて温泉「瀬音の湯」に向かいます。この温泉は美肌の湯で、昔お世話になった福岡県の原鶴温泉に良く似た泉質で気持ちいいです、ただ湯温が高く、この日は暑くて長湯という訳には行かなかったですね。福岡まで行かなくても手軽に東京近郊で楽しめるいい温泉、ここで30分待ちで遅い昼食を取って解散です。

いい疲労感で家には17:00前に帰着、車だったら帰りはいつになったやら!

この暑さと疲労感にビールを堪能して休日の終了でした。

走行距離は189.5Km、最長距離更新です。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:バイク