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バイクで行くトロッコ列車の旅 [ツーリング]

もう桜は満開 目黒川の桜もはや葉桜となりつつあります。せっかく満開になったのに1週間近く雨降りで今年は見頃を逃したような感じです。さてさて目黒川の桜を持ち出したのは、先週買物を言い付けられ中目黒の福砂屋まで急行したのです。何とヒトヒトの隊列で 車は動かず バイクも用をなさず 買い食い散歩の人達に阻まれお店まで行きつきませんでした。こんなことは初めての体験で いくらコロナ解禁とは言え 桜の名所は幾多あるはずとブツブツと呟いて中目黒を後にしました。


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さて、今回の旅は群馬県 わたらせ渓谷鉄道 ココも桜が咲いていれば沿線 桜を見ながらのツーリングと成る筈でしたがちょっと早かったです。まだ1mmも咲いていません!

ルートは関越道から北関東道を経て大間々駅まで行き、大間々駅からトロッコ列車に乗車して終点間藤駅、折り返して大間々駅に戻るコースです。乗車時間は往復3時間、一日電車に乗って終わりです。大間々駅10:49発トロッコ列車の旅の出発でーす 全席指定席ではなく乗車人員指定 席は自由席 前売り乗車券必須のコースです。大間々駅からの乗車は既に先客がいて思うような席の確保はできませんでした

観光列車らしくゆっくりとしたスタートです。快速仕様ですので各駅停車ではありません。


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トロッコ列車と言っても窓は付いていて、車内はガラス窓が多く陽光燦燦の明るく暖かい車内でした。途中駅では駅停車時間が比較的長く、平均5分から10分は止まってくれるので写真撮影や駅売店の買い物は便利です。駅でも観光客用に豊富に商品を取り揃えて待っていてくれます。お弁当も予約制で、途中駅でお昼頃を見計らって持ってきてくれます。これでビールでも飲めれば最高の花見酒となったことでしょう。

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沿線観光地は足尾銅山観光また途中駅には駅温泉があり、途中下車で温泉に入れます。足尾銅山は日本初の公害事件として有名で、明治の殖産興業を担った近代遺産ですね。開発会社は有名な古河鉱業。江戸時代から発掘が始まり明治24年田中正三の演説で世に知らされたというところです。この路線はこの銅を運ぶために造られた線路で、いまは三セク経営で観光路線となったのです。帰りの大間々駅到着は15:30頃でした、ここから家までバイクツーリングです。18:00帰着予定でバイクに乗り込み、渋滞を予想してすぐに出発しまたが途中 関越高坂SAから渋滞 関越練馬まで50K程 ズーっと渋滞でした。

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練馬ICから下道です・・・これも動かず 

何と!環八谷原の交差点まで 谷原の交差点が渋滞先頭でした!

自動車ではウンザリな状態になったでしょう 日本人の忍耐力は 見上げたモンです!

帰着は19:30 予定より90分遅れでした

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Plan75 [映画]

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暖かくなってきた今日この頃、あらためて老境に入ってきてこれからの人生やこれまでの人生を考えるようになりました。断捨離という言葉があります。作家五木寛之先生は安易に自分の持ち物を整理して身軽になる事を否定しています。断捨離等という言葉に惑わされて自らの歴史を無い物にすることを勧めていません。物には思い出があり、その物を通して自らの足跡を確認することが出来るとしています。この考え方にはっとしました。今まで脈絡のない物に囲まれて整理できない自分を恥じていました、いつか片付けよう、断捨離提唱者がいうようにさっぱりとした生活が待っていると思い込んでいました。でも五木先生の考え方に出会った時少し救われたような気がしました。
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さて、先日有料テレビで「Plan75」という映画を見ました。実にショッキングな映画で ありそうな話しを映画化したものだと感慨深く見ました。ストーリーは既にネット上でかなり詳しく紹介されていますので割愛します。ここでは印象的な部分だけ感じたことをお伝えします。
主人公(倍賞千恵子)やその友人の老いた姿はかなり写実的で、老いるとはこういう事と現実直視してしまいます。ここで既にこの映画に引き込まれているのでしょう。そして「Plan75」という国の政策を巡って主人公と他若い人2人のストーリー 3編が同時並行で進んでいきます。「Plan75」は75歳以上の老人は生死の選択をすることができ、死を選んだ時は国が補助をするという制度です。この法案が制度化されたのは深刻な少子高齢化により国が老人を養っていくことが出来なくてなった時代という社会背景を前提としています。「家・仕事・パートナー・家族」を高齢化により失った老人はこのplanを選択せざるを得ないのです。強制ではないのですが助かる道はありません。このplanを選択した人の遺物を整理する場面が度々出てきます、さながらアウシュビッツ収容所での収容者の遺物整理を彷彿とさせるシーンと重なってきます。最後まで絶望感は拭えません、最後の場面で主人公はこの施設から逃げ出し新たな希望を持って再出発するという設定になります。でもこの社会は人を救うことが出来るのか全く ? のまま映画はThe endします。近未来のさもありそうなこととザワついたモヤモヤ感が残ります。
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全て自己責任という現代社会の感覚は行き過ぎるとこういう社会になるのでしょう。
若い頃から死ぬまで税金を負担しながら社会から厄介者扱いされる老人
人生を通してこの国の歴史を担ってきた老人 
何か叫びたくたくなるような映画でした。
こんな制度が施行される前にしっかり人生楽しんでおこう!

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生田緑地で幸せの青い鳥 [探鳥]

暇なシニアは新聞が友です、我が家の子供達は誰も新聞を契約していません。昨今の傾向のようで新聞配達店の悲鳴が聞こえるようです。産業革命以後地球の資源を貪るように取得して我々人類は大きな便利を獲得してきました。資源そのものは獲得したものに権利が与えらます 取得に要する経費は必要ですが資源そのものを買う必要はありません。事実上お金さえあれば取り放題 これが極みで今の「大富豪」が存在しているようです。

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大富豪のパタゴニアの創業者は自ら獲得した資産を全て環境保護団体に寄付したそうです。創業者曰く「実は、私のヒーローは日本人。友人である登山家、坂下直枝の父親だ。直枝から聞いた話だが、青森県に住んでいた彼の父親は退職後、岩場で魚を釣り、山で山菜を採り、最低限の物(米、みそ、しょうゆなど)を買って1カ月200ドル(約2万6000円)ほどで暮らしていたそうだ。幸せな人だったという。「最も少ないおもちゃを持って死んだ者が勝ち」というのが好きな言葉の一つだが、彼こそ私の理想の人生だ。」東京新聞記事2023年1月

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生田緑地に出かけました。

ここは野鳥ゾーンや尾根道散歩 岡本太郎美術館 日本民家園 川崎宙と緑の科学館の有料ゾーン 自然がとても良く残されている公園です、一周に2時間はかかりプチ登山も楽しめ一日遊べます。暫くぶりの野鳥散歩です、でも中々出会いがありません 野鳥の道でメジロやら楽しんで正面入口から民家園方面の舗装路を歩いていると ちょこちょこ小さい鳥が何か啄んでいます。

何とルリビタキ!

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別名「幸せの青い鳥」その隣にはシロハラも路上にいます。一瞬迷いましたがルリビタキを優先でカメラに収めて 何か幸せ気分が充満!欲が出て目を配りながら歩き回りましたが探鳥はこれで終了、園内工事で散策路が閉じられていたので切り上げです。

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帰りは高揚感に浸りたくてドトール珈琲農園で一服です。

静かな午後の喫茶店は極上空間でした。

喫茶店には一言あるのですが 

「喫茶店考」・・・考えてみたいと思っています

 


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