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弘法山 [探鳥]

キビタキ2.jpg

弘法山にはバードサンクチュアリがあり、愛好家が結構訪れているという記事を読みました。そこで行ってみたくなりました、場所は神奈川県秦野駅からのアクセスです。色々と調べてみると秦野駅から鶴巻温泉まで7.6km縦走コースというのが一般的なようです。この時期の丹沢方面は山ヒルが出没します、対策を立てて行きます。さて、早朝8:30 秦野駅から市街地を暫く1km程歩くと弘法山登山口に到着します。付近のラーメン屋のベンチで支度を整えます、まず入念に防虫スプレーを足元に散布しゲーターを装着しカメラを担いで出発です。


最初の登り口からは暫く登山ですが階段が設えてあるので足元に不安はありません、遠くから鳥の鳴き声が聞こえてきます。暫く登ると祠のある地点に到着、ここであまりの暑さに服装を整え直し半そでになります。これは山ヒルが怖く半そでは我慢していましたが山ヒルより暑さ優先と判断しました。身支度した場所には足元に木の実が落ちていることから鳥が集まりやすいと思い暫く待機していました。するとヒヨドリ・ヤマガラ・メジロ等が姿を現しましたが素早いのでよく観察できません。まだ序の口なので先を急ぎます。中腹でトイレと駐車場があり、舗装路を越えて登ると間もなく展望台に到着。この展望台広場にサンクチュアリがありました。展望台からは丹沢の山々が一望で気持ちの良い所、富士山は雲に隠れて見えません、冬なら一望できて人気の場所だろうと思いました。サンクチュアリには2人程先着者がいて、覗ける窓は5つ程ありましたので端っこで見ました。水盤に水が満々と満たされ、そこに小鳥が水浴びにくるという光景です、距離は至近で10m以内でよく見えます。覗いた時は何もいませんでしたが直ぐにメジロ・ヤマガラがやってきて可愛く水浴びを見せてくれました。

どうも常連さん達は先程の中腹の駐車場まで車で来て、機材を搬入後一日ここで粘って撮影という感じです。観光客には場所を譲るというか珍鳥狙いだなと なんか地主(ゴルフ用語)というか 様子みて出動みたいな雰囲気で一帯を仕切っている様子でした。まあビジターなので長居することもなく10分ぐらいで退場です。


日本野鳥の会の方々はこのような場面によく遭遇するようで 嘆いていました。「写真撮りは野鳥だけが目的で自分勝手と言ってました」その通りで自分も同類かなと反省です。

その後、先を進みますが中々声だけで姿を見かけません、もう昼食でもとるかと権現山のベンチで休憩です。するとメジロ・ヤマガラがうるさく囀っています、なんだろうと見ていると群れ為して来て通り過ぎていきます。

さらに進むと綺麗な声が聞こえます、近くだ!と止まってよく見ていると見つけました「キビタキ」です。30m位の枝先に来ました、急いでカメラ撮影、1枚撮れて飛び去りました。後を追いますが居る場所を見つけるとまた飛び立ち森の奥へ消えていきました。

この後はヤマガラ・メジロばかりで他の鳥類は見つけることができず、12時を回る頃には鳥の声すら聞こえなくなり鶴巻温泉に着いてしまいました。平日でも人は多いです、道はよく整備されトイレも休憩所に設置されて登山道を歩く限り恐れた山ヒルの心配はありません。今回は過剰に防備しすぎました。


それにしても双眼鏡とカメラの組み合わせによりファインダーの中に鳥を入れるのが早くなりました、こういうのは経験の積み上げなんですね、自分でも驚いています。


やはりバードウオッチングは午前中なんだと再確認しました。


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