古代蓮の里と埼玉古墳群 [旅行]
梅雨末期の豪雨が九州北部から山口・島根を襲っています。福岡県久留米市田主丸町では大災害となってしまいました。この町には若い頃から随分とお世話になりました。最近こそ行ってませんが毎年訪問していた時期もありました。この町の町名はちょっと難しい読みになっていますが「村人がたのしいいい村だ」という意味から「たのしまる」となりやがて「たぬしまる」になったとか、それ程豊な村だったという事らしいのです。町の裏側は「耳納山脈」が阿蘇まで連なり風光明媚なところ、今回はこの耳納山脈が山崩れを起こした訳です。
まさかそれ程の雨が降るとは!
親戚が久留米に居りますが床下浸水まで来ていると悲痛な叫び
何も出来ませんが「お見舞い申し上げます」
東京は一転して梅雨が明けたかのような真夏の天気となり、気温は36度越えの毎日 そんな中 先日納車になったマイカーで前から行ってみたかった埼玉県行田市の「古代蓮の里」に行ってきました。蓮は昼には花を閉じるので朝駆けで参ります。現地には8:30には到着、この時点で駐車場は満車 ギリギリセーフで滑り込み。古代蓮を堪能します ココの蓮は2000年~3000年前の蓮の種から発芽した本物の古代蓮
ここから埼玉古墳群に向かいます、何回来ても癒される空間で、古墳が多数密集して古代の生活が彷彿としてきます。うだるような暑さに人もまばらでゆっくりと逍遥 駐車場から続く古墳の道は石田三成が忍城攻めで構築した水攻めの遺構 想像力が全開です!
古墳資料館を覗きます。国宝の「稲荷山古墳出土の鉄剣」があります。この鉄剣に象嵌されている銘文が歴史を変えたのです、倭の五王 空白の世紀と呼ばれる時代の鉄剣に「ワカタケル大王の寺、シキの宮にある時・・・」この部分が謎の倭の五王 武(雄略天皇)が実在したことを証明したのです。ワカタケルは雄略天皇で古代中国史書では武 これと同じ鉄剣が九州でも出土し、当時大和朝廷が全国支配していた有りようが明白となった遺物です。日本書紀にはシキの宮も書かれていてシキは「磯城」
全て見学して堪らず「ソフトクリーム」で涼をとり、帰りは街道沿いのお蕎麦屋さんで十割そばを堪能
帰路に着きました。
新マイカーの乗り心地も大満足な一日でしたー