湘南散歩 [トレッキング]
先日のよく晴れた春の一日、二宮から大磯まで10k程散歩ハイクしました。何故二宮なのかというと春を感じるなら海辺かなと、そして早春の一日とあれば菜の花と富士山の取り合わせがいいと・・・随分短絡的な昭和的アプローチで行ってきました。今はもう満開の桜の中、緊急事態宣言も解除され多くの人で賑わっていますね。
さて、二宮駅前吾妻山から見る富士山と菜の花の共演が忘れられず出かけてみましたが、吾妻山は駅から数分なので凄く便利ですし、高さ200m足らずの公園のような山ですが良く整備されています。頂上からは相模湾と富士山が一望に望め、その下には菜の花が満開でした。暫く景色を楽しんだ後、ここだけでは勿体ないので付近を散策と思い、それならいっそう大磯まで歩こうと思い出発です。
二宮駅前には「ガラスのうさぎ」像が建っています。ここが東京大空襲と何の関係があるのかと良くみていると説明板に詳しく書かれていました。暫く東海道を歩き、古社六所神社(相模の国総社)を巡りまた東海道に戻りましたが、何と途中に大磯の吉田茂邸が公開されていましたので寄り道です。ビデオで見た「映像の世紀 歴代宰相」で吉田茂が取り上げられていましたので興味深ったのです。この邸は焼失して再建されたものでしたが、庭に七賢堂という建物があり、ここは自分自身を明治期以降の七賢人に祭り上げた記念堂です、扁額は佐藤栄作の直筆だそうです。この付近には東海道の松並木が保存されています、そのまま東海道を進むと今度は大隈重信、陸奥宗光の別邸が公開されていました。この2棟の邸の縁側ガラス引戸のガラスは情緒のある昔のガラスが使用されています。その近くには整備中でしたが西園寺公望邸等、ここは明治期首相の別邸公園化を目指した観光地区でした。その後照ヶ崎海岸を目指して、そこから見る富士山も見たかったのですが生憎富士山は春霞の中でした。
照ヶ崎海岸はアオバト飛来地で有名です。ここから大磯駅まで向かう途中に蒲鉾屋さんがありましたので、今日のつまみにと寄り道しましたが残念ながらさつま揚げは売り切れでした。蒲鉾よりさつま揚げが目当てでしたので、ここは撤退で駅前に向かいます。大磯駅前で何かないかと物色しましたが、残念ながらあまりお店もなく東海道線に乗車です。しかしながら思いがけず楽しめた観光地巡りとなりました。
二宮から照ヶ崎海岸海岸、大磯駅と東海道の春を十分感じたハイキングでした。
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