YUMEJI 大正浪漫と新しい世界 [展覧会]
先日東京都庭園美術館へ出かけた。
前から行ってみたい場所の一つだった。
ここは旧朝香宮邸である。
東京には戦前旧皇室の一族の皆様方のお邸があった、その一つである。他は残っていないようでほとんどホテルになっている。その辺の経緯は猪瀬直樹氏の著作「ミカドの肖像」が詳しい。西武グループの堤康次郎と西武はこの事例を持って一躍巨大企業に伸し上がったと確か記憶にある。
しかしこの朝香宮邸は一度西武に買収されながら東京都に買い戻され今に至ったようである。
朝香宮について言及することはしない、ただこのお邸がアールデコの凝った造りになっているので一度拝見したかったのである。
今回は夢二展が開催されていてお目当てのアールデコの様式を詳細に観察することは出来なかったが素晴らしい造作の数々に魅了された。来月はお邸を公開するので、もう一度訪れたいと思っている。肝心の夢二展はシニア女性が開館と同時に多く来館していて、やはり夢二の画風は女性にはいいらしい。
男性は全体の1割にも満たない
そんな塩梅で年配女性軍団に負けてしまった。
夢二の版画を2枚持っている、1枚の本物は出展されていたがもう1枚は無い。そんなこともあって夢二への親近感はかなりあるのだが・・・3軒の飲食店があった。レストランと喫茶店そして入口付近にチーズ専門店 このチーズ専門店に暑さ凌ぎに入った。狭いスペースだがちょっと一息にはいい空間である。狭いから人も少なくゆっくりと休める。ここでチーズケーキのセットをいただく、チーズケーキはブルーチーズのケーキ
これは旨かった。
アイスコーヒーとのセットで手頃な価格である。帰りにビールに合うチーズも購入した、これはオマケだ。
庶民がトタン葺きの手狭な住まいに喘いでいるのに、この豪壮な庭園と建物に悠々住んでいたと思うとその社会的地位は想像を絶するものである。
東京都の建物なのでシニアには優しい値段であるのも格別である。
涼しくなったら足繫く通いたい場所だ!
隣には国立博物館の自然教育園もあって半日は楽しめる・・・ここもシニアは無料である