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小説の旅巡り [本]

コロナはいよいよ牙を剥き出しその本性を見せ始めた。数々の変異種が現れ、その変異種同士で生存をかけて喰い合い、優位に立ったものが凌駕してゆく・・・そして勝ち残った種が今人間に襲い掛かって来ているのです。その姿は一昔前のゾンビ映画のように人間を喰い尽す・・・・少し劇的な文章にして見ましたが、どうもステイホームで家にいるとワイドショーの声高な叫びともとれるような説明や各持論を聞かせられると心が麻痺してきます。もう情報が過剰すぎて理解を超えて来ました。少し文学的な抒情的文書に心地良い逃避をしたくなりました。

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五月の風を感じて・・・・松本清張作「球形の荒野」に書かれている部分では三浦半島観音崎の風景が舞台でした。本当は観音崎のレポートをしたかったのですが行けないので回想です。情景描写を引用したいところですが、小説や映画でご覧下さい。昔、映画はロードショーで見に行きました、その前に上映された「砂の器」が良すぎてこれも大感動だと思い込んだのですが裏切られた感が強かったと記憶しています。でも改めて原作を読むと「砂の器」より数段抒情的でいいです。映画は島田陽子主演、芦田伸介が父親役で重厚感のある映画でした。最初の蝉しぐれの場面を印象深く記憶しています。

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清張作品の舞台地を巡る旅は旅のロマンと原作の記述をなぞれる一人旅が楽しめます。観音崎に行きたくなりました。この作品では奈良唐招提寺から物語が始まり、明日香の古寺巡りの場面が続きます。明日香の古寺巡りも一興ですね。

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